静岡県沼津市は静岡県東部に位置し、人口約19万人が暮らす活気あふれる都市。子育て世帯から高齢者まで、あらゆる世代が安心して暮らせるよう多様な支援制度が充実しています。
子育て・教育支援
妊娠・出産の支援・助成
沼津市では、妊娠から出産まで多様な支援制度が整っています。
妊娠届出の際には「出産応援給付金」が支給され、これから出産を迎える家庭の経済的な負担を軽減。出産時には、出産にかかる費用を補助する「出産育児一時金」が支給され、妊娠から出産までの過程を途切れなくサポートしています。また、この一時金の支給を待つことなく、必要な資金を無利子で借りられる「出産費貸付制度」も用意。これらの制度を利用することで、経済的な不安なく出産に臨むことができます。
さらに、経済的な理由で病院での出産が難しい妊婦のために「入院助産制度」が設けられ、助産施設への入所や出産費用の援助を実施。
沼津市はこれらの制度を通じて、妊娠から出産まで安心して新しい生命を迎えられる環境づくりに力を注いでいます。
- 妊娠届出の際に「出産応援給付金」を支給
- 出産時に「出産育児一時金」を支給
- 出産育児一時金の支給までの間、「出産費貸付制度」により無利子で出産費用を貸付
- 経済的な理由で病院出産が困難な妊婦に「入院助産制度」を提供
子育ての支援・助成
沼津市では、子育て世帯が安心して子どもを育てられるよう、様々な支援を行っています。
幼児の教育・保育費用の無償化により、経済的な負担を軽減。「ファミリーサポートセンター」では、地域の育児援助会員同士が、互いに子育てを支え合う仕組みを提供しています。地区センターでは保育士による育児相談や講座が開かれ、専門的なアドバイスが受けられる機会を提供。
これらの取り組みにより沼津市は、子育て世帯に寄り添い、安心して子育てができる環境づくりを目指しています。
- 幼児の教育・保育費用を無償化
- 地域の育児援助会員同士が相互に子育てを援助し合う、「ファミリーサポートセンター」を設置
- 地区センターにて、保育士による育児相談や講座を開催
教育に関する支援・助成
沼津市では、すべての子どもたちが平等に教育を受けられるよう、幅広い支援制度を展開しています。
幼稚園、保育所、認定こども園などを利用する子どもたちに対し、「幼児教育・保育の無償化」を実施。経済的な理由で教育を受けられない子どもたちに対しては、「就学援助制度」や「特別支援教育就学奨励費制度」により、学用品費や学校給食費などを一部補助し、学習環境を整えています。
共働き家庭に対しては、子どもたちが安心して過ごせる「放課後児童クラブ」を設け、学童期における安全な居場所を提供。高等教育においては、返済不要の「沼津市育英奨学生制度」を提供し、優秀な学生を経済的に支援しています。
また、大学などの卒業者が市内に就職、居住した場合、在学中の奨学金を一部補助する「沼津市奨学金返還支援制度」を提供。地元企業への就職を促進することで、地域に貢献する人材育成を後押ししています。
さらに、子どもたちへの教育機会が均等に与えられるよう、「高等学校等就学支援金制度」や「高等教育の修学支援新制度」を用意し、高校生から大学生までの学費の負担を軽減。
これらの制度を通じて、沼津市は幼児期から高等教育まで、切れ目のない支援体制を構築し、すべての子どもたちに平等な教育の機会を提供しています。
- 3歳から5歳までの子ども等に対し、「幼児教育・保育の無償化」を実施
- 経済的な理由で就学困難な児童・生徒の保護者に対し、学用品費や学校給食費などを一部補助する「就学援助制度」を提供
- 特別支援学級等に就学する子どもの保護者へ、学用品費や学校給食費などを一部補助する「特別支援教育就学奨励費制度」を提供
- 共働き家庭の小学生が放課後から夕方まで過ごす場所として「放課後児童クラブ」を設置し、学童期の安全な居場所を提供
- 経済的支援が必要な大学生等に返済不要の「沼津市育英奨学生制度」を提供
- 市内中小企業へ就職し、居住した者の奨学金返還を「沼津市奨学金返還支援制度」により補助
- 所得等の要件を満たす世帯の生徒に対し「高等学校等就学支援金制度」により就学支援金を支給
- 所定の要件を満たす学生に「高等教育の修学支援新制度」を提供
医療費の助成
沼津市では、子どもの健康と医療に関する包括的な支援体制が整えられています。
病気の子どもを持つ働く保護者の負担を軽減するため、「病児保育事業」と「病後児保育事業」を実施。病気の子どもや回復期の子どもを医療機関が一時的に預かるサービスを提供し、保護者は安心して仕事をすることができます。高校3年生相当年齢までの子どもに対しては、一部医療費を助成する「こども医療費助成制度」を提供。家庭の経済的負担を和らげる役割を果たしています。
さらに、未熟児や小児慢性特定疾病の子どもへの支援も充実しており、必要な医療や日常生活用具を給付。各種予防接種についても無償で提供し、特に小児がん治療後の子どもに対しては、ワクチン再接種費用の助成も行っています。
これらの取り組みを通じて沼津市では、子どもたちが健やかに成長できるよう、安心して暮らせる環境づくりに貢献しているのです。
- 病気の子どもや回復期の子どもを医療機関が一時的に預かる「病児保育事業」、「病後児保育事業」を実施
- 高校3年生相当年齢までの子どもに対し一部医療費を助成する「こども医療費助成制度」を提供
- 未熟児や小児慢性特定疾病の子どもに対し、医療費を助成
- 小児慢性特定疾病の子どもに対して、日常生活用具を給付
- 小児の各種予防接種を無償で提供
- 小児がん治療後の子どもに対し、ワクチン再接種費用を助成
ひとり親家庭への支援・助成
沼津市では、ひとり親家庭への多角的な支援が展開されています。
18歳までの児童を養育しているひとり親家庭の保護者に対し「児童扶養手当」を支給。医療費についても助成制度が設けられ、生活を経済的に支援しています。また、小学校入学時にはランドセルや学校指定用品の購入費用の一部を助成。教育費の負担についても低減しています。
保護者に対しても就労と資格取得を支援しており、「母子家庭等自立支援給付金」を支給することで、保護者の自立を促進。他にも子どもの修学資金や就学支度資金などの貸付制度として、「母子父子寡婦福祉資金」も設けられています。
これらの取り組みによって沼津市では、ひとり親家庭が安定して子育てに専念できる環境づくりを多方面からサポートしているのです。
- 18歳までの児童を養育している保護者に「児童扶養手当」を支給
- ひとり親家庭に対する医療費を助成
- ひとり親家庭において小学校入学時の経済的負担を軽減するため、ランドセルと学校指定用品の購入費用の一部を助成
- 母子家庭の保護者の就労・資格取得を支援するため、「母子家庭等自立支援給付金」を支給
- ひとり親家庭、寡婦の方に対し、子どもの修学資金や就学支度資金などを貸し付ける「母子父子寡婦福祉資金」の設置
- ひとり親家庭の親の学び直しを支援するため、高等学校卒業程度認定試験に合格した際、「合格支援給付金」として受講経費の一部を支給
生活支援
生活困窮者への自立支援
沼津市では、経済的な困難を抱える方が自立できるよう、様々な支援制度を設けています。
経済的な理由で住居喪失のリスクがある方に対しては「住居確保給付金」を支給。住居を確保するための経済的な支援を提供しています。緊急的に住居を失った方には「一時生活支援事業」により宿泊場所や衣食を提供し、安定した生活を営めるようサポート。
「自立相談支援事業」では、相談員が個別の支援プランを作成し、困りごとの解決に向けて寄り添い、就労支援や生活に関する相談に対応しています。
また、就労に向けては「就労準備支援事業」で生活改善や就職活動をアドバイス。「学習支援事業」では、経済的困難を抱える世帯の子どもたちの学習をサポートしています。
これらの制度により沼津市は、生活困窮者の多様なニーズに応え、自立に向けた継続的な支援を行っているのです。
- 離職や廃業などにより経済的に困窮し住居を喪失した方や住居を喪失するおそれのある方に対し、「住居確保給付金」を支給
- 緊急的に住居を失った方に対し「一時生活支援事業」により宿泊場所や衣食を提供
- 生活困窮者に対し、支援プランを作成して自立を支援する「自立相談支援事業」の提供
- 就労準備が必要な方に「就労準備支援事業」で生活改善・就職活動を支援
- 経済的困難世帯の子どもに対し、「学習支援事業」による学習サポートと進路相談を実施
医療費の助成
沼津市では、市民一人ひとりの健康を第一に考え、幅広い年齢層に合わせたきめ細やかな予防医療に取り組んでいます。
「風しん」の流行を予防する目的で、妊娠を計画している女性とその同居者に対し、「風しんワクチン接種費用」を助成。特定の世代の男性に対しても「風しん抗体検査」と「予防接種」を無料で提供しています。
50歳以上の方に対しては、「帯状疱疹ワクチン接種費用」を助成し、帯状疱疹の発症を予防。身体に障がいのある方には、「重度障害者(児)医療費助成」や「自立支援医療(更生医療・育成医療)」といった制度により医療費の一部を助成し、経済的負担を軽減します。
これらの取り組みを通して沼津市は、市民が健康で暮らせるまちづくりを目指しているのです。
- 妊娠を控える女性と成人の同居者に対し、「風しんワクチン接種費用」を助成
- 昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性に対し、「風しん抗体検査」と「予防接種」を無料提供
- 50歳以上の方に「帯状疱疹ワクチン接種費用」を助成
- 重度の障がいのある方と児童に「重度障害者(児)医療費助成」として医療費の自己負担金の一部を助成
- 身体に障がいがある方に対し、「自立支援医療費(更生医療・育成医療)」を給付
高齢・介護に関する支援・助成
沼津市では、高齢者と障がいのある方への幅広い支援を行っています。
75歳以上の高齢者には毎年、「長寿祝金」を贈呈。聴力の低下に悩む65歳以上の軽度・中等度難聴の高齢者には「補聴器購入費用」を助成し、コミュニケーションの円滑化を支援しています。徘徊の心配がある高齢者の介護者には、GPS端末機を貸与。高齢者の早期発見による事故の未然防止、及び家族の経済的、精神的負担の軽減を図っています。また、要介護度が3~5の方を介護する家族に対しても、介護の負担を少しでも軽減するため、「介護慰労金」を支給。
さらに、経済的な理由から日常生活用具の購入が困難なひとり暮らしの高齢者には、「日常生活用具購入費」を、高齢者のみの世帯に対しては、緊急通報サービスを利用する際、「緊急通報装置設置費用」を助成(初期費用の一部)し、高齢者へ手厚い支援を行っています。
そして、重度の障がいのある方に対しても、「重度障害者タクシー利用料金助成」や障がいのある方が自ら所有し運転する自動車を障がいに合わせて改造した場合に「自動車改造費」を補助するなどの支援も行っています。
これらの施策を通じて沼津市は、高齢者と障がいのある方が、住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、様々な側面からサポートを行っているのです。
- 75歳以上の高齢者の方に毎年、「長寿祝金」を贈呈
- 65歳以上の軽度・中等度難聴の高齢者の方に「補聴器購入費用」を助成
- 徘徊の心配のある高齢者の介護者に対し、GPS端末機を貸与
- 低所得のひとり暮らし高齢者の方に「日常生活用具購入費」を助成
- 高齢者のみの世帯に「緊急通報装置設置費用」を助成(初期費用の一部)
- 要介護度3~5の家族を介護する介護者に「介護慰労金」を支給
- 重度の障がいのある方に「タクシー利用料金」を助成
- 障がいのある方が所有する自動車を自らが運転する目的で改造した場合「自動車改造費」を補助
住宅に関する支援・助成
沼津市では、多岐にわたる住宅支援策を展開しています。
環境に配慮した住宅への取り組みとして、ZEH(ゼッチ)住宅の新築や省エネ設備の設置に対し、補助金を支給。「木の家推進事業補助金」や「雨水浸透・貯留施設設置費補助金」など、地域の特性を活かした住宅改善の補助金も用意されています。
旧耐震基準で建てられた木造住宅の耐震診断を無料で実施。耐震診断により住宅を改修したり除却する場合は、費用を補助。安全な住まいへの改修や解体を後押ししています。
高齢者・障がい者向けには、無料で家具を固定する「沼津市家具転倒防止事業」の提供や、重度障がい者に適するように既存住宅の一部を改造する場合、経費の一部を補助。要介護者等の住宅改修には「居宅介護住宅改修事業補助金」を支給することで、住み慣れた家で安全に暮らせるよう支援しています。
沼津市は、これらの多様な施策を通じて、環境に配慮した住宅づくりを促進し、老朽化した住宅の安全性を高める住環境づくりを目指しているのです。
- 個人向けZEH(ゼッチ)住宅を新築する方に補助金を支給
- しずおか優良木材使用住宅に「木の家推進事業補助金」を支給
- 豪雨時における水被害を減らすために雨水貯タンクを設置した場合、「雨水浸透・貯留施設設置費補助金」を支給(対象地域のみ)
- 旧耐震基準の木造住宅に対する耐震診断を無料にて実施(わが家の専門家診断事業)
- 耐震診断により住宅を改修する場合に、その費用を補助(木造住宅耐震改修助成事業)
- 耐震診断により住宅を除却する場合に、解体工事費用の一部を補助(木造住宅除却助成事業)
- 高齢者・障がい者世帯向けに無料で家具を固定する「沼津市家具転倒防止事業」の提供
- 重度身体障がい者に適した住宅に改造する場合に経費の一部を補助
- 要介護者等の住宅改修に「居宅介護住宅改修事業補助金」を支給
移住・定住支援
- 東京圏から沼津市に移住し、就職した場合等に「移住・就業支援金」を交付
- 移住を検討している方が実際に生活を体験できるよう宿泊費を補助する「お試し移住補助金制度」の提供
- 県外からの移住者に対し移住に要した交通費を補助する「移住者支援交通費補助金制度」の提供
- 65歳未満の世帯を対象とした空き家の取得等の費用を補助する「空き家活用定住支援補助金」の交付
沼津市では、市民の暮らしを総合的に支える施策により、住みやすい街づくりを推進しています。
子育て世帯には、保育所の拡充や子育て支援センターの充実など、手厚いサポート体制を整備。若い世代が安心して子どもを育てられる環境づくりに力を入れています。
高齢者や障がいのある方への支援も充実しており、「シルバー人材センター」や様々な福祉サービスを提供。そして、住宅支援や移住・定住促進策を積極的に展開し、新たな市民の受け入れにも力を入れています。
こうした様々な取り組みにより沼津市は、世代を超えて誰もが安心して暮らせる住みやすいまちと言えるでしょう。